何も変わらない

最近、再放送で熱血教師もののドラマを見ました。 
 内容は、学園の風紀や秩序を守るために、生徒の学力の向上だけを目指し、非行に走る生徒はすぐに排除しようとする学校の管理職と、生徒の気持ちに寄り添う熱血教師を描いたもの。

 子どもの頃は熱血教師が正しいと自分も思っていました。しかし、社会人となった今、どっちが正しいのか分からなくなりました。

自分の立場、学校の立場を守るため奮闘する先生に対し、クビになりかけようが、最後まで生徒に寄り添い、学校やPTAをも敵に回してでも生徒に味方する先生。 

 おそらく、片方が正しくて、片方が間違ってるのではなく、どっちも正しいしどっちも間違っているのだと思います。
 社会人となった今、学校の体裁を守る先生の気持ちも分かるんです。だって学校に仕える仕事なので学校を守るのは当然です。それが給料です。 しかし、そのために非行生徒を全て排除するのは間違ってるし、排除せずにいかに学校の風紀も守っていくのかを考えていくことが大事なんでしょうね。 

 学校を守ることと生徒を守ることの両方を取れればいいんでしょうけどね。それが難しいからドラマの題材にもなってるんでしょうね。 

 普段の仕事でも、顧客からの要求と、上司からの命令がマッチしない時があります。 間に挟まれる下っ端はたまったもんじゃないです。 
折衷案が取れればいいんですけどね。 
そんな器用じゃないです。 
 誰かのためにやったことが、誰かを傷つけることになる。
光を産んだせいで影を作ってしまった。 
 光と影に挟まれる生活が続いていきます。 
 朝から晩まで働いて、誰のためにもならないってなんなんでしょうね。
誰からも感謝されないってなんなんでしょうね。 
 たまに楽しそうに仕事してる人を見かけると、ムカつくとともに不思議になるんですよね。
なんでこの状況で楽しめるんだと。
幸せなんだと。
意味が分からないんですよ。 
 その人はきっと言うでしょうね。
考えすぎだよと。
気にしなくていいよと。
別に嫌われちゃってもいいじゃない、給料貰えてるんだから。 
 頑張れば頑張るほど喜ぶ人もいるけど、代わりに誰かに嫌われる。。。 
 そんなことまでしてお金なんて欲しくありません。 
 そんな人になるために学生時代死ぬほど勉強した訳じゃありません。 

 ざまぁないっすね。 

 学生時代の私が今の私を見つけたらこう言ってやりますよ。

 「あれだけ学生時代辛い思いしてようやく就職できてそれなの?ざまぁないね」って。